2019/03/10
塾がお子さんにできることって
・・・・最近、改めてこのことを考えています
これは、お子さんの側の問題でもあり
我々講師の先生の問題でもあります
学年にもよりますが
同じ学年のお子さんでも
目の向いている方向が全然違います
それぞれのお子さんが
今取り組むべき優先順位が
まるで違うからです
いくつか例をあげます
A子さん: 小学生から中学受験を始め、
ようやく高校に合格しました
長い長い間彼女は勉強のことが
頭の隅から離れたことがありません
『私ね、今死ぬほど遊びたいの。
我慢してきたゲームもいっぱいやりたいの』
B君:第一志望校の高校に受かったは良いんですが
将来のことを考えると、自分の〇高校では
就職先が保障されるだけの大学に入れるだろうか?
といういきなり大きな不安にかられているようです
お友達のB君との今現在の学力差も気になるようです
となってくると、
A子さんはしばらく勉強はやらないでしょう
しかし、B君は高校合格とともに次の段階に向けて
スタートを切っています
お母様の側の立場も同様に異なってきます
お母様Cさん:これまでは息子も小学生だったけど
これからは中学1年生です
もう、野放しにしてはいられません
4月からはフリーコースに入れて
ビシバシやらせます
お母様Dさん:まだ中1になるばっかりだから
部活の様子も見たいし、まずは
中学生活に慣れることが大事でしょう
受験対策は中学3年生からでしょう
両極端ともいえるほど異なるお考えのお子さんを
同一のカリキュラムで対応するなんて
無理があります
自信をすっかり無くしているお子さんもいます
目標がしっかり見えているお子さんもいます
それぞれのお子さんと心を共有しないと
失敗するのは、これまでの経験で
私どももよく知っています
先日も、ハッとさせられるようなメールを
あるお母様からいただきました
お母様によると
御子息が色々と悩んでおられるようです
そういえば、兆候があったんですが
そのお子さんの心の内に
十分入っていけていなかった自分に
気付かされました
それぞれのお子さんのSOS
それぞれのお母様のSOS
そこに気付かなかった自分を
今はとても恥じております
必ずや彼をあるべき軌道に乗せます
もう少しお時間をください
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