横戸台の小さな個別学習塾【県塾（けんじゅく）】。超基礎から超難問まで、お子さまのレベルに合った学習を行っております。

中学生のＡ君は
とても不思議なお子さんです

好きな教科とそうでない教科との落差が
とても大きいのです

『歴史があんなに得意で
読書もかなりできるのに
英語となると、なぜ全く手も足も出ないんだろう』と
ずっと不思議でした

そんな彼が先日、私に話しかけてきました
『先生、あのね、ビタミンって成長には欠かせない
栄養素なんだってね。
骨の発育にはカルシウムが必要だけでなく
ビタミンＤが必要で、カルシウムだけだと・・・・・』と
彼のお話しは延々と続きました

私が
『彼は歴史だけに興味があって
それ以外は無関心なのか？』
つまり
歴史限定の能力なんだと、思っていたのに
なんとなんと
普通のお子さんよりも何倍も何倍も
他のことにも興味があり
それも凄く理詰めだと分かったんです

続けて
『ねぇ、どこでそんな知識を入れたの？』と
聞いたところ、
『子供向けの本に書いてあったよ。
こんど塾に持ってこようか』・・・。

あれほど読書力があり、
興味も半端なく
話しも理路整然としているお子さんが
英語嫌いになるはずがない！
と思った私は

『彼は単なる英単語や英語本文の
暗記から入るのではなく、理論詰めでいけば
イイのでは？』と思い
塾秘伝の英語文法の解説本を見せて
『ねぇ、君、チョッとこの解説を読んでみない？』
と、勧めたところ
何ページか読むと
『先生、これ、分かり易い。
この解説本を俺欲しいな！』・・・と。

その後、夕食の休み時間も返上する勢いで
黙々とその英語の解説本を
読むんです

そして
『先生、やっぱりこの解説本が欲しい！』
と、相当気に入ったようです

私は
来た！来た！来たぁ！・・・
と思いましたね

彼は【ゾーン】に入ったようです