2019/03/23
『先生、俺ね、今度の定期テストの成績が悪かったら
部活を止めるから!』
なんという決断でしょう
A君のプライバシーになるんですが
これまでの高校1年生での成績は
散々たるものでした
先日も彼のお母様からご相談を受けていました
では、どうしたらいいのか?
それまでは、ご本人の自覚待ちということで
通塾日もマバラで
来なかったり、来なかったり(?)
いたずらに日々だけが過ぎていきました
それが昨夜ひょんなことからA君が
『先生、俺ね、○○大学に行きたいんだけど』
から、話しが核心へと迫ることになりました
その日も実を言いますと
塾に来てしばらくの時間は
元気に質問もしてくれました
ところが30分も経たないうちに
居眠りを始めたんです
明らかに疲れているんです
彼によると、部活のやり過ぎのようです
しかし、これを放置しておくと
また以前の彼に逆戻りです
そこで、意を決して
M先生も交えて
直談判をすることにしました
・・・・・・・
なるほど
高校生活で何が一番面白いかというと
【部活】・・・これでしょう
こんなに楽しい時間の過ごし方って
他には無いでしょう
彼は極めて健全な高校生活を
送ってきたのです
大学受験<部活
この図式は鉄壁です
ただ大学受験って
(強引な言い方をすると)
理系、医学系は現役での合格は
ほとんど不可能でしょう
せいぜいでマーチ止まりでしょう
『現役だって頑張れば大丈夫なんじゃないの?』
という反論もあるでしょう
しかしそれは
ごく一部のお子さん限定です
理解力と暗記力に飛び抜けたお子さんだけです
更には、やる気を高校3年間マックスに持続できる鉄人だけに
該当するお話しです
そんなお子さんは私のブログなど見ていないでしょう
となると
ごく一般のお子さんがどうすれば
限りない不可能を可能に出来るかです
それには時間しか無いでしょう
残念ながら
どこかの段階で
(どこかの学年で)
部活を諦めるという選択肢が
一番現実的となります
A君も既にこれまでの高校1年間を
楽しく部活生活を謳歌してきました
部活でクタクタになって
塾に来たときは、ボロ雑巾状態という
お子さんを、私はこれまでも沢山見てきました
眠さに打ち勝つなんて
不可能でしょう
勉強と部活の両立・・・・
これは中学生までで
大学受験には当てはまりません
我々一般人は
どこかで自分のやりたいことを
我慢するしか道は無いようです
そろそろA君も、考え時が来たのです
Copyright © KENJYUKU. All Rights Reserved.