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知識の確認作業は本人任せではダメだめ(2/9 ブログより)

2019/03/08

定期テスト直前です


一番恐ろしいのは

母:『ねぇ、あなたはチャンと今日は勉強したの?』

娘:『ウン、やったよ!』


そして、塾でも

先生:『今日はしっかり勉強したかな?』

生徒:『ウン、やったよ!』

さて、塾サイドの恐ろしさについて書いてみます


暗記モノの例でいきます

先生:『さあ、今日はこのページの単語を今から覚えようね』

生徒:『先生、オレ覚えるね!』

・・・・数分後・・・

先生:『さあ、A君さっきのページは覚えたかな?』

生徒:『うん、覚えたよ。次は何をするの?』


この流れが危険なんです

その先生たる担当者は

そのお子さんが本当に覚えたかどうかの確認をしないといけません



お子さん任せの採点は絶対禁止です

採点が甘くなるからです


何問中何問が正解したかを、はっきりと白黒させるのです

正答率が低い場合は、当然再テストを強制しないと

知識は本当には身に着きません


その中でも見落としがちなのが

【中途半端に学力のあるお子さんです】

『俺までそんなことしなくても大丈夫だよ!

もう覚えているから』

そして、先生も

『あの子は自分で出来る子だから、

家庭学習に回しても大丈夫だから』

・・と、責任放棄にも近いことが起きます


そんな彼らの親御様は、もっとレベルの高い高校を目指しています

だから、お子様の過信が怖いのです

そんな彼らに100点を求めるくらいの担当の先生がいないと

せっかくのお子さんも中程度で終わってしまいます



さて、普通に暗記力の弱いお子さんの話しに戻ります


暗記が苦手なお子さんは

再テストが3回でも5回でも必要になります


なお、この確認テストは

ひとりひとり別テストになります

暗記スピードや理解力がそれぞれ

異なりますから

もう先に進んでいいお子さんと

いつまでも留まるお子さんが出てきます


そしてもっと効果を出すには

その翌日に同じテスト、つまり確認テストをするのです

(【エビングハウスの忘却曲線】を思い出してください)



成績の思わしくないお子さんほど

それが放置されています


暗記に弱いと、他のお子さんよりも

時間がかかり、翌日の再確認テストも含めると

かなり長い時間が必要になります


当然のように

他の教科はおろか、他の単元にさえ移れません


よって、『先生、これじゃ他の勉強ができないよ!』

と泣き言を言われて、渋々、担当の先生も

その時点で諦めます


そして、定期テストを迎えます

大きく言うと、そして、入試の日を迎えます


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